KSプロジェクト「書評の集い〜自由になるための読書〜」第3回
2018.12.03
KSプロジェクト「書評の集い〜自由になるための読書〜」は、今年度から開講した講座で、中学2年から高校2年までの10数名の生徒が参加しています。昨年度、書評家の豊﨑由美さんをお迎えして実施した「書評の集い」が好評だったため、通年のプロジェクトして設置しました。図書館の企画として実施した昨年度の様子は、私学紹介サイト「ココロコミュEAST」にも取り上げられております。ご興味のある方は、以下のリンクからご覧下さい。
http://cocorocomeast.com/archives/3224
この講座では、課題本を決めて生徒と教員が書評を書きます。今回は、以下の4冊の中からそれぞれが好きに選んだ1冊について書評を書きました。
『嗤う伊右衛門』京極夏彦(中公文庫)
『もの食う人びと』辺見庸(角川文庫)
『砂漠』伊坂幸太郎(新潮文庫)
『悪童日記』アゴタ・クリストフ著・堀茂樹訳(ハヤカワepi文庫)。
その後、提出された書評にお互い点数をつけます。講座の当日に、それぞれの書評や本について、どうして高得点をつけたのか、その書評のどういうところが良かったのか、こんな風に書いたらもっとこの本の面白さが伝わるはずだ、などなど自由に語り合います。
今年度3回目の実施となり、受講者も書評を書くことや、お互い意見を述べあうことに慣れてきており、それぞれの書評について、その本の面白さについて大変活発な議論が行われ、あっという間の3時間でした。「自由になるための読書」というサブタイトルをつけていますが、同じ本を読んだ人たちが集まって、その本の魅力について「自由に」長時間語り合うことのできる、贅沢な時間でした。
3学期に4回目を実施する予定です。